長岡市における家の解体費用と解体補助金をご紹介!
その他 2018年04月16日
新潟県長岡市では、家の解体費用の相場はどれくらいになるのでしょうか?
実例をもとにご紹介すると同時に、利用できる補助金の有無などについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
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長岡市における家の解体費用の相場は?
まずは長岡市における家の解体費用の相場について見ていきましょう。
とはいえ、長岡市だから他の市町村と比べて特別に高い、あるいは安いといったことはありません。
一般的に新潟県における建物の解体費用の相場としては
- 木造住宅 坪あたり25,000円~35,000円程度
- 鉄骨造 坪あたり35,000円~55,000円程度
- 鉄筋コンクリート造 坪あたり45,000円~65,000円程度
と言われています。
建物の構造や大きさ、現場および周辺の環境、付帯工事の有無などによっても大きく異なりますので、上記はあくまで参考程度の目安となりますが、一般的な家屋であれば上記と比べてそこまで極端に高かったり安かったりということはないでしょう。
長岡市の一般的な木造住宅の解体費用例
- 木造2階建て/延べ床面積約35坪
890,000円(坪あたり約25,400円)
- 木造2階建て/延べ床面積約65坪
1,800,000円(坪あたり約27,700円)
- 木造2階建て/延べ床面積約70坪
2,200,000円(坪あたり約31,400円)
このように、木造家屋については、先ほどご紹介した新潟県における建物の解体費用の相場の範囲内に収まっていることがほとんどです。
なお、例外としてたとえば
木造2階建て/延べ床面積約30坪
1,700,000円(坪あたり約56,700円)
このように相場を大幅に上回る解体工事の事例もあります。
木造の、しかも延べ床面積も広くない家屋の解体費用がこのように相場を大幅に上回ってしまうのにはいくつか理由が考えられます。
まず現場が狭小地で重機が入れない、または小型の重機しか入れないといった場合、どうしても人力による手壊し解体を行わざるを得ません。
重機を使用して解体した場合と比べて時間や手間がかかることから、どうしても解体費用がその分だけ高くなってしまいます。
また、家屋以外にカーポートの撤去、浄化槽の撤去、ブロック塀の撤去などいわゆる“付帯工事”が伴う場合も、家屋だけを解体するケースと比べて解体費用が高くなります。
このように、同じ木造で延べ床面積も同程度の家屋であっても、解体費用に差が出てくることは少なくありません。
そのため、まずは現地調査を行い、見積もりを依頼することが大切です。
長岡市で家の解体費用に補助金はあるの?
ところで、長岡市では家の解体費用に利用できる補助金はあるのでしょうか?
※ここでご紹介しているのは2018年3月時点での情報になりますので、最新情報や今後の予定については長岡市のホームページにてご確認ください。
長岡市で家の解体費用に利用できる補助金
現時点で確認できた家の解体費用に利用できる補助金としては<a 「がけ地近接等危険住宅移転事業」のみのようです。
具体的には
- 新潟県建築基準条例第6条の規定に基づき知事が指定した災害危険区域
- 新潟県建築基準条例第8条で建築を制限しているがけ付近の区域
- 土砂災害防止法第9条の規定に基づき知事が指定した土砂災害特別警戒区域
上記いずれかの区域に「区域を指定した時点ですでに存在していた」住宅、つまり既存不適格住宅に分類される家屋が対象となります。
上記区域内に存在し危険住宅に該当すると判断され、建物を解体する場合は80万2000円を上限に“危険住宅の除去等にかかる費用”が補助されます。
解体以外に新たに建設や購入をするために金融機関から融資を受けた場合などにも補助金を受けることができます。
詳しくはがけ地近接等危険住宅移転事業の案内(pdfファイル)をご覧ください。
長岡市の家を自分で解体したい!家財道具の処分や解体手順は?
長岡市の自分の家を自分の手で解体したい、という方は滅多にいないと思いますが、小さな家などは自分で解体にチャレンジしてみたいと思う方もいるかもしれません。
その場合、気をつけるべき点や解体手順などはどうなるのでしょうか?
まずそもそも、自分で自分の家を解体することは基本的に可能です。
ただし注意点がいくつかあります。
- 床面積80平米を超える建物の解体には、着工の7日前までに「建設リサイクル法」に基づいた届出が必要になる
- アスベストなど有害物質を含んでいる建材があるかどうかの調査および、使用している場合の解体には所定の届出等が必要なケースがある
- 廃材の処分は一般廃棄物扱いになるのか、産業廃棄物として処分しなければならないのかを事前に自治体に確認しておく必要がある
- 重機などを用いて解体する場合は当然ながら運転するための免許や資格は必要になり、工事車両を道路等に駐車したりする場合は事前に管轄の警察署長に「道路使用許可」を得なければならない
- 近隣に粉塵が飛散したり騒音などを防いだりするために仮設や養生はしっかりと行わなければならない
- 解体工事完了から1ヶ月以内に法務局にて「建物滅失登記」を行い、同時に自治体にも「家屋滅失届(自治体により名称は異なる)」を提出する必要があれば手続きを済ませる
など、注意すべきポイントがいくつもあります。
うっかり忘れてしまうと解体が行えないだけでなく、廃棄物の不法投棄はもちろん、処分方法を誤ってしまうと場合によっては罰せられる可能性も出てきますので、十分に注意が必要です。
家財道具の処分について
- 自治体の粗大ゴミに回収してもらう
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- 不要品回収業者に引き取りを依頼する
- フリマアプリなどに出品する
- 知人や近所の人など必要な人に譲る
このように、家財道具の処分方法はいくつもあります。
大きなテーブルやタンス、ベッドなどは自治体の粗大ゴミが安いのですが、集積所まで自力で運ばなければならないというデメリットがあります。
その場合は不要品回収業者に引き取りを依頼することも検討しましょう。
もし時間に余裕がある場合は、フリマアプリに出品しお金に変えても良いでしょうし、リサイクルショップに買い取りを依頼しても良いでしょう。
解体手順
解体を行うための道具(チェーンソー、ハンマー、はつり機、作業着、ヘルメット、安全靴、安全帯、軍手、ガラ袋等)を揃えたら、まずは現場をしっかりと養生しなければなりません。
特に隣家がある場合は粉塵の飛散を防ぐために防塵シートなどをかけ、迷惑がかからないように注意しましょう。
解体手順としては、まず内装材を撤去していきます。
バールやハンマー、はつり機などを使って解体したら、廃棄物が混ざらないように分別しておくことも大切です。
割れると危険な窓ガラス等はこの時一緒に撤去しても良いでしょう。
内装材の撤去が済んだら屋根を解体します。瓦の場合は一枚ずつはがしていくことになりますが、転落や落下には十分に注意して行うことを心がけましょう。
内装材と屋根の撤去が完了したらいよいよ躯体を解体していきます。
柱や梁などの木材を持ち運びできるサイズに切断していくのが望ましいのですが、撤去する順番を誤ると建物が倒壊してしまう恐れがありますので、計画的に行う必要があります。
躯体の撤去が完了したら、建物の基礎部分を撤去し、整地をしてひとまずは解体工事が完了します。
なお、基礎部分はできるだけ細かく砕いておく方が処分の際に運びやすくなります。
大まかな手順はこのようになりますが、文字で見るよりもはるかに危険で大掛かりな作業になることは間違いありませんので、やはり解体のプロである解体業者に依頼する方が無難です。
やはり解体工事は専門家に任せる
今回は新潟県長岡市における家の解体費用の相場や、解体費用に利用できる補助金、そしてDIYで解体する場合の注意点や解体手順を解説してきました。
安全に、確実に、そしてスムーズに解体工事を完了させるためにも、できれば解体業者に依頼することが望ましいのですが、もし自分で解体したい場合は自分自身はもちろん、家族や近隣住民を危険な目に遭わせないよう、細心の注意を払って無理せず作業を進めるようにしましょう。
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